高コスパのレプリカ・本格志向の実物品の外観、性能を徹底比較!ELCAN Specter DR

こちらの記事は
2021年10月23日にアップロードされた動画をテキストに起こし再編成したものになります。
動画で視聴するかたはこちらから御覧ください

今回は前回の記事【ELCAN Specter DR 1-4x5.56 NATO DFOV14-T1S滅多に入ってこない超レアな実物品の光学機器】でご紹介した通り、
実物品とレプリカ品の性能や作りの違いなどをレビューしていこうと思います。

それでは実物品とレプリカ品ふたつを比較していきます。

ELCAN Specter DRのレプリカ品

こちらがレプリカの1倍-4倍ですね。
基本的にレプリカとかだと倍率がお飾りで変更できないものが多いのです。
こちらのELCAN Specter DRのレプリカ品は倍率を切り替えることができます。

重さを測ってみると608g。
前回測った実物品が618gなことを考えると誤差や個体差の範囲内、少し軽いぐらいの重さになります。
通常こういったレプリカ品などの材質は、ウェブサイトなどを確認するとアルミ製となっているのですが、こちらの商品はかなり実物に近い形で作られていることがわかります。

staff蜷川

実際使う際は軽い・重いよりも剛性*が重視されるので、この時点ではどちらが良いとは言えないですね

剛性とは:外部から力を加えられた際に寸法などの変化のおこりにくさ指します。

レプリカ品・実物品比較図

サイズ感としてもほとんど実物と相違がなく
長さ155mm、横幅75mm、72mmとこちらも重さと同じく誤差の範囲内です。

実物品とレプリカ、外観の違いは…

では何が違うのかというと、ぱっと見の外観がまず違います。
レバーや刻印といった基本的な細かいディテールなどはだいぶ実物品と違いがありました。
特にマウントレバーの作りは、実物品のアームズのレバーに対してレプリカとは差が感じられます。
次に気になったのが、ドットサイトなどを付属するスペースのサイズ感の違いです。
実際は買ってみると実物は幅2cm、レプリカは2.5cmと目視でもだいぶ広く感じられました。

レプリカ品・実物品比較図

その他マウントや内部の作りなどは比べてみてもほとんど遜色がないような作りになっています。

次はレティクルを見ていきましょう

レティクルをズームしていくとわかりますが、ドットのサークル部分がなかったりレティクル下部のサークルにも違いがあるため、使っていく際に精密に狙う時にこういった部分で差がでてくるのかと思います。
レティクルの光量調整に関しても、レプリカに関してはレティクル全体を11段階の明るさで調整していくような仕様に対して、実物品はドットとレティクルの2種類の光度を調整できる仕様になっていました。

レプリカ品・実物品比較図 レプリカ品・実物品比較図

また、倍率切り替えに関してもレプリカ品は倍率を切り替えた際の左右のブレが見られました。
実物品に関しては倍率切り替えがレプリカ品よりもなめらかでスムーズに行え、また切り替えた際の位置のズレもありません。

レプリカ品・実物品比較図
staff蜷川

切り替えのところの位置がズレてない気がします…これはすごいですね

見え方に関してはどちらも遜色ないですが、実物の方が明るめ、レプリカの方はやや白みがかったような見え方ではありますが、使う分には支障のない程度だと感じられました。

比べてみて…

実際にふたつを並べて見比べてみないとそんなに実はそこまでの変わりはないのではないかなというのが総評になります。
ただやはり倍率切り替えや光量調節のレバーの操作感は実物の方が軽く、レプリカ品は若干硬く感じられました。

staff蜷川

実物思考か、コスパ重視かで判断!
レプリカでも十分に使っていける性能の良いものですよ